次世代のHerokuと称されることの多い、アプリケーションのホスティングサービスです。豊富なデータベースの選択肢や自動スケールなど、アプリケーションに便利な機能提供に加えて、静的サイトのホスティングも可能になっており、非常に汎用性の高いホスティングサービスとしてシェアを拡大しています。
料金も競合と比べると安価なケースも多く、細かいオプション設定ができるのも特徴です。DjangoやFlask、RailsやExpressといった有名所のフレームワークの展開先として人気を集めています。東京リージョンは2022年8月時点で存在せず、一番近いロケーションでシンガポールが利用できます。東京リージョンも対応中という情報もありますが、現時点ではいつオープンするかは未定です。
こうした本格的なアプリケーションの展開先としてばかり注目されがちなRenderですが、静的サイトのホスティングも充実しており、個人ユースであれば無料の利用枠で事足りてしまうほどです。ReactやVue、JekyllにHUGO、Next.jsといった主要どころのドキュメントも充実しており、今後、アプリケーションも静的サイトもRenderにデプロイする、といった会社が増えてくることが予想されます。
Render公式サイトは以下をご参照ください。
» Render公式サイト
何でもできてしまいそうなRenderですが、SSG(静的サイトジェネレーター)をデプロイする場合には、あくまでそのジェネレーターに依存してしまいます。フォームについても。複雑なことで対応できなくはないとは思いますが、圧倒的に手軽に導入できるのは、外部のフォームサービスを利用することでしょう。
Renderで作られたサイトにSSGformを利用してフォームを設置するのは非常に簡単です。以下の手順に沿って進めてみてください。
メールアドレスだけで登録できます。登録後、メールアドレス確認が完了すれば準備完了です。
好きな名前をつけてフォームを管理することができます。ここでは例えば「Renderサンプルお問い合わせフォーム」と設定することにします。フォーム作成と同時に専用のURLが発行されますので、それをコピーします。
Renderにデプロイするページのいずれかに、<form からはじまる、formをhtmlで記述してください。どういった項目をフォームに用意するか、また、どういったclass指定やcssで装飾を施すかは自由です。シンプルなフォームの場合、以下のようなhtmlが含まれたページを作成することになると思います。(※URLはサンプルなので、このままコピペしても動きません)
あとはRenderにデプロイするジェネレーターのローカルサーバーから、またはRenderにデプロイした後に実際のURLでテスト送信をして、問題なく通知メールが届けば完了です。シンプルな設置以外にも、reCAPTCHAを追加したり、ファイル送信フィールドも追加できますので、詳しくはコード例のサンプルをご覧ください。
「Renderを採用したいけど、フォームがなぁ」と悩まれていたのであれば、SSGformを活用して、快適なRenderライフを送ってください!