2014年に設立されたアメリカ発のフォームサービスです。世界中で利用されており、フォームサービスのマーケットの中では高いシェアを持っています。機能は豊富に用意されており、SSG(静的サイトジェネレーター)でフォームを探したことのある方であれば、「すでに使っている」「使おうと検討したことがある」といった方も多いのではないでしょうか。
このページでは、FormspreeとSSGformの比較や、FormspreeからSSGformへの移行方法について掲載しています。
Formspreeにもフリープランが用意されていますが、無料でフォーム数無制限で利用できるかわりに、月間送信数は50件に制限されています。また、フリープランで利用できる機能は非常に少なく、フォーム送信後転送や自動応答メールの送信はフリープランでは使えません。送信後の画面もFormspree標準のものになってしまうため、フリープランではできることがかなり限られてしまいます。
一方、SSGformはフリープランでも上位プラン同等の機能がすべて利用でき、フォーム送信後転送や自動応答メールの送信も利用可能です。フォーム送信数も月間100件まで利用でき、フリープランだけで十分に事足りるというケースが多いほど充実しているのが特徴です。
Formspreeは有料プランを利用することで豊富な機能群が利用できるようになります。Formspreeは価格にあわせてフォーム数と月間送信数が増えていきますが、フォーム数の増加は控えめで、どちらかというと月間送信数が大きく増えていきます。フォームの数よりも、1フォームあたりの送信数が多いというユースケースに適合していると言えます。
SSGformは月間送信数もプランによってどんどんと増えていきますが、同じ価格帯でもFormspreeよりフォームを多く利用することができます。管理するフォームが多く、そのそれぞれのフォーム送信数はほどほど、というユースケースにより適合していると言えます。
SSGformは国産サービスのため、日本語を使う方を主な利用者に想定しています。一方で、スパム送信されるものは圧倒的に日本語ではないものが多く、そこに着目した全角文字チェック機能などをご用意しています。これは送信される内容に全角文字を一つも含まない場合に拒否するという機能で、海外からの日本語を含まないスパム送信に対して非常に効果的です。もちろん、日本語のような全角文字で送られてくるスパムまではブロックしきれませんが、英語、ロシア語など、半角文字である海外の言語で送られてくるスパム送信はブロックが可能です。
他にも送信内容に特定の言葉が含まれていると拒否するNGワード機能など、複数の対策の組み合わせでスパム送信対策ができます。こうした機能で拒否したものは月間送信数にも含まれないのもポイントです。ですので、スパム送信を減らせば減らすほど、月間送信数の保全という意味でも大きなメリットがあります。スパム対策というとreCAPTCHAがよく取り上げられますが、reCAPTCHAを突破してしまうスパム送信が多いのも事実です。日本国内向けサービスであれば、日本語前提の高度なスパム対策が行えるSSGformがおすすめです。
FormspreeもSSGformも、どちらもPOST送信先のURLを発行するタイプのフォームサービスのため、移行方法はとても簡単です。
これだけで移行が完了します。移行に際しての懸念や、不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせよりお寄せください。